プロフィール

冨野 真美子(とみのまみこ)
宮城県仙台市 在住
KÖHARUBIYÖRI 代表
住宅収納スペシャリスト/整理収納アドバイザー1級/冷蔵庫収納スペシャリスト
2018年より整理収納アドバイザーとして活動を開始。
自身の大雑把な性格や、子育て・家事・仕事の両立経験を活かし、「片づけで暮らしと心に余白を。頑張らなくても片づくしくみを暮らしの中に。」をモットーに、一人一人の暮らしに寄り添いながら「無理なく続く」「家族が笑顔になれる収納」を大切にしながら活動している。
豊富な現場経験から、新築時の収納コンサルティング、企業研修、セミナー講師など多岐にわたるご依頼をいただき、幅広い現場で実績を重ねながら、暮らす人の動線と持ちモノに寄り添った、現実的で無理のない収納提案を行なっている。
また、住宅収納スペシャリストの資格を持つ冷蔵庫収納スペシャリストの先駆者として、行政と連携し食品ロス削減に係る講師活動も行っている。
執筆、雑誌掲載、新聞(朝日新聞、河北新報など)、メディア出演(宮城テレビ放送、仙台放送、tbc東北放送、TOKYO FM、Date FM、仙台シティエフエムなど)、商品開発に係る収納方法の監修(リッチェル)、行政・教育現場との連携など、分野を超えて活躍中。
■ ホームページ:https://koharubiyoricafe.jimdoweb.com
■ Instagram:@koharu___biyori
住宅収納スペシャリストとの出会い(取得した動機)

「片づけは引っ越してから考えればいい」と思われがちな家づくり。でも実は、住み始めてから後悔される方がとても多いんです。特にお子様がいるご家庭や共働き世帯では、日々の生活で精一杯なので、収納のことが後回しになりがち・・。「家を建てる、もしくは購入する前のタイミングで収納計画をしっかり立てることができれば、暮らしはもっと変わるのに…」と感じることが多く、整理収納サービスの度に、もどかしさを感じていました。
そんなときに出会った住宅収納スペシャリストの資格。間取りや導線、家族のライフスタイルに寄り添いながら、「暮らしやすさ」を設計段階からご一緒に考えられるこの学びは、私の中で大きな転機となりました。「お客様の理想の暮らしに寄り添える力をもっと培っていきたい」そう思えた出会いでした。
住宅収納スペシャリストを受けて変わったこと

「冨野さんがいてくれて本当に良かった。」
これは、設計の段階から携わらせていただいたお施主様からいただいた言葉です。
家のつくり手である工務店さんや設計士さんとお客様の間に立ち、暮らしのリアルを翻訳する“収納の通訳”のような存在になれたことが、私の中で一番の変化です。
私は、ただ単に物が少なくてシンプルな収納術や見た目だけのお洒落さよりも、「その人にとって心地いい暮らし」を一緒に見つけることを大切にしています。細かいことが苦手でも大丈夫。子育て中でも、ズボラさんでも、自分のペースで心地よく続けられるような収納提案を心がけています。“お客様の笑顔”がこの仕事の何よりの喜びです。
今後の展開(夢)

収納は“人生の土台”。家族構成や働き方、価値観が変化する中で、「暮らしやすさ」を根っこから支える大事な要素です。「もっと自分らしく生きられる家」を一緒につくっていけるよう、これからも、心と暮らしが優しく整うようなサポートを、温かく丁寧に続けていきたいと思っています。そして、家づくりや家族の成長など、ライフステージが変わる時に、自然と思い浮かべていただけるような存在になりたいです。
また、「片づけと思考は両輪」と感じている今、“思考から自分と暮らしを整える”講座の展開も行なっています。単にモノを減らす片づけではなく、「なぜ今の暮らしにモヤモヤした気持ちを感じるのか」「どんな暮らしを望んでいるのか」について、一緒に対話しながら整理していくことで、子育て真っ最中のご夫婦やこれから家づくりをするご家族、独り暮らしを始める方など、さまざまな方の人生の節目に寄り添えるような活動を広げていきたいと考えています。
おわりに
さて、第34回目の「全国の住スペ紹介」、いかがでしたでしょうか。
冨野さんの「収納の通訳」という表現がとても印象的です。
工務店さんや設計士さんとお客様の間に立ち、暮らしのリアルを伝えるその姿勢は、まさに住宅収納スペシャリストの真髄だと感じます。
収納マップ講座などで学びを深めながら、常に暮らし手に寄り添った提案を続ける冨野さん。片づけや収納を通じて、心地よい暮らしを叶える力が、これからも多くの方の人生に希望を届けてくれることでしょう。
冷蔵庫、思考、家づくりと、はば広く活動を展開されている姿は、私たちにも新しい気づきと刺激を与えてくれます。
今後のご活躍を、心より応援しています。