住宅収納スペシャリストとは

住宅収納スペシャリストは、お客様の生活スタイルや習慣、持ち物にぴったり合った収納プランを提案できるプロフェッショナルです。近年、パントリー、シューズクローゼット、ランドリールームなど、収納の形は大きく進化しています。しかし、インターネットや書籍には情報があふれ、お客様がどれを取り入れるべきか迷ってしまうことが多々あります。

住宅収納スペシャリストは、こうした情報の中からお客様に最適な提案を行うために、整理収納の理論と実践的なスキルを兼ね備えています。オリジナルのヒアリングシートと分類ツリーから得た情報で、お客様のニーズに合わせた理論的で的確な収納提案を行い、不安を解消し、理想の住まいを実現するお手伝いをします。

建築士、インテリアコーディネーター、住宅営業、ショールームアドバイザー、整理収納アドバイザーなど、さまざまな職業の人々が、自分の専門知識を生かして、全国各地で住宅収納スペシャリストとして活躍しています。


「私の働き方インタビュー」の記事で、住宅収納スペシャリストの方々をご紹介していますのでご覧ください。
https://www.ju-spe.com/interview/

受講に関する注意点

住宅収納スペシャリスト講座を受講するには、まず整理収納アドバイザー2級認定講座を修了する必要があります。

住宅関連事業・従事者コースでは、2級を持っていない方でも、住宅関連の事業に携わっている方や関連する資格を持っている方であれば受講が可能です。受講に関するご相談は、info@ju-spe.comまでメールでお気軽にお問い合わせください。

整理収納アドバイザー2級とは

一般社団法人ハウスキーピング協会が認定している資格です。この講座では、自宅や職場での整理収納の基本的な知識と技術を学びます。具体的には、物の整理方法や収納のコツ、効率的な片付けの手順などを習得できます。初心者でも安心して学べる内容となっており、自分の家庭や職場で役立つ実践的な知識を活かせるようになりますが、資格名称を使って仕事を行うことは出来ません。

住宅収納スペシャリストの必要性

ある調査によると、「新居に取り入れたいもの」のトップは「十分な収納スペース」でした。約7割の方がこの希望を持っており、特に女性が強い関心を持っていることが分かりました。

しかし、別の機関が行った「住んでみて気づいた後悔したこと」の調査では、「収納」と「家事動線・間取り」が3位に挙げられています。

これらの結果から、多くの方が収納に強い関心を持ちながらも、実際には満足いく提案がされていない現状が浮き彫りになっています。

初めて家づくりを行うお施主様にとって、収納の量やサイズ、場所などの良し悪しは間取り図を見ただけでは分からず、不安なまま決めてしまうことが多いです。

そのため、お客様の持ち物や生活習慣に寄り添い、実際の生活を想定した提案をしてくれる専門家がいると、とても心強いです。

住宅収納スペシャリストの講座を受講すると、顔写真入りのライセンスカードを取得でき、住まい手から信頼されるプロフェッショナルとして認識されます。

納戸やウォークインクローゼットなどの物理的な収納提案に加えて、「自分らしさ」をテーマにした生活に配慮した提案を行うことで、お客様の満足度は大幅に向上します。

新しい住まいを考えているすべての方が、生活に合った使いやすい収納提案をしてくれる住宅収納スペシャリストを必要としています。

片付けの解剖図鑑 著者 鈴木信弘氏より

「住宅収納スペシャリスト」認定講座は、「心地よく暮らせる住まいづくり」を提案できる人になりたい方には必見の講座だと思います。提案力は観察力です。それを身につけることは簡単ではないのですが、この講座のカリキュラムはその本質を体系的に導いてくれます。

誰もがすぐに使えて実践でき、効果を発揮する手法として示してくれるのがとても嬉しいです。

「片づけの解剖図鑑」著者  鈴木信弘 氏