住宅収納スペシャリストとは

新築やリフォームで理想を伺うと「スッキリした部屋にしたいので収納を沢山作って欲しい」と多くの方が言われます。

家で過ごす時間が増えたことで、快適な空間にするために以前にも増して収納の充実を希望される方が増えています。
収納や片付けの情報がインターネットや本に溢れていますので、詳しくなっていますが様々な情報により収納に失敗したくない気持ちから悩まれている方も増えています。

自分たちの生活スタイルや習慣、持ち物に合わせた最適な収納提案をしてくれる専門家がいれば心強いことでしょう。
片づけや処分の苦手な方には、整理の必要性についてお話しができればリフォーム工事ならスムーズに出来ますし、入居後の満足度も格段に上がります。

講座では、整理収納アドバイザー2級講座で学ぶ整理収納の基本的理論を用いて、片付かない原因を分析し4つの演習を通して実践的なスキルを学んでいただきます。

使いやすい収納と動線の家が完成すれば、住まい手にとって毎日の生活が幸せです。
何年経ってもずっと使いやすい「家族みんながこの家が大好き」と思える住まいづくりを、きめ細やかな収納提案から実現しましょう。

*受講する際には、整理収納アドバイザー2級認定講座を学ぶことが必要です。住宅関連事業・従事者コースは、2級認定講座の内容が含まれておりますため整理収納アドバイザー2級を受講されていない方でもお申し込みいただけます。

整理収納アドバイザー2級とは

一般社団法人ハウスキーピング協会が認定している、自宅や職場の整理収納の基本について学べる資格講座です。
整理収納アドバイザー2級認定講座で学んだ基本的な知識をお客様へ活用できるように、住宅に関わる方へ向けて作られた専門的講座が住宅収納スペシャリスト認定資格講座です。

住宅収納スペシャリストの必要性

新建ハウジングが独自に行った調査(対象:住宅取得を検討中の見込み客と更に家づくりを開始している契約客/2020年12月)によると「新居に取り入れたいもの」についてのトップ回答が「十分な収納スペース」でした。約7割の方が希望されており、特に20代・30代の女性の回答率が高く収納に対して強い関心があることが分かりました。
ところが、リビン・テクノロジーズの行った調査では(対象:持ち家のある30歳以上の男女519名/2018年12月)「住んでみて気づいた後悔したこと」の3位に「収納」と「家事動線・間取り」が入っています。

このことから、多くの方の関心の高い収納が上手く提案されていない現状が分かります。
自由に家づくりのできる注文住宅やリノベーションは、初めて家づくりを行うお施主様にとって分からないことだらけです。
住まい手に寄り添い、いっしょに考え、実際の生活シーンを想定した提案をしてくれる専門家と出会うことが極めて大切なことではないでしょうか。
住宅収納スペシャリストを受講していただくと、顔写真入のライセンスカードが付与されますので、住まい手が依頼先を選ぶ判断のひとつになります。
リフォーム工事は、老朽化した水廻りの交換や、省エネ・耐震を目的としたもの、高齢化に伴うバリアフリーといった設備のリフォームだけではなく、「間取りの変更」や「収納スペースの改善」といった、暮らしやすさを求めたリフォーム案件も増えています。
その際に、納戸やウォークインクローゼットといったモノの提案だけじゃなく、生活に配慮した提案によりご満足していただくことによりリピート依頼や紹介案件に繋がります。

新しいお住まいをお考えのすべての方が、暮しにあった使い勝手のいい収納提案をしてくれる住宅収納スペシャリストを必要としています。

片付けの解剖図鑑 著者 鈴木信弘氏より

「住宅収納スペシャリスト」認定講座は、「心地よく暮らせる住まいづくり」を提案できる人になりたい方には必見の講座だと思います。提案力は観察力です。それを身につけることは簡単ではないのですが、この講座のカリキュラムはその本質を体系的に導いてくれます。

誰もがすぐに使えて実践でき、効果を発揮する手法として示してくれるのがとても嬉しいです。

「片づけの解剖図鑑」著者  鈴木信弘