プロフィール

西口理恵子(にしぐちりえこ)
兵庫県芦屋市 在住
株式会社インテリアR 代表取締役
整理収納アドバイザー2級認定講師/住宅収納スペシャリスト認定講師/企業内整理収納マネージャー認定講師/インテリアコーディネーター/宅地建物取引士
前職は新築マンション営業・企画。新築マンションの少なく使いにくい収納に疑問を持ち、「女性の視点に立った収納しやすい住まいを」と、リビングイン収納、フル可動式クローゼット等多数企画し、多数の物件で採用される。「物を整理することで、心が整理される」その思いが日に日に強くなり、2009年「インテリアR」設立。セミナー・講演の受講者はのべ22,000名超(2024年12月時点)。整理収納・インテリア・美を総合した【美人収納®】を全国にて直接指導している。SNS総フォロワー数1.7万人超。著書に「ずっと美しく暮らす シンプル収納の家づくり」等計6冊。2児と夫との4人暮らし。
■ 株式会社インテリアR ホームページ https://interior-r.com/
■ Instagram:https://www.instagram.com/rieko_nishiguchi/
住宅収納スペシャリストとの出会い(取得した動機)

私は2009年に整理収納アドバイザーの仕事を始めたため、この資格を知ったのはかなり前でしたが、意識をしたのはコロナ渦にSNS「clubhouse」で日浦先生のお話をお聞きした時でした。以前からデペロッパ会社様にて新築戸建や新築マンションの監修をしたり、個人のお客様からご相談を受けて打ち合わせに同行したりしていましたが、住まいづくりについてより深く勉強したいと思ったのがきっかけです。2024年、満を期して大原先生の講座を受け、細やかな内容に感銘を受けて講師資格まで取得するに至りました。
自宅は2006年の結婚当時に注文住宅を建て、結婚7年後に中古住宅を購入しフルリフォームした経緯があり、また副業の大家業でリフォームに慣れている自身の経験を活かして、お客様のお悩みを解決できるようにと考えました。
住宅収納スペシャリストを受けて変わったこと

ヒアリングシートを現場で積極的に活用しています。今までのリフォーム現場では、顧客アンケートのメモ欄に書くのみでしたが、ヒアリングシートを使うと、生活習慣から利き手まであらゆる必要事項を漏れなくヒアリングできるので、大変助かっております。
また、間取りの見方も大きく変わりました。今までは、元不動産営業の立場から、シューズインクローゼットやDENなど「キャッチーな収納」を取り入れないと現場採用いただけないことが多かったのですが、この資格を取得してから、「キャッチーではないが、お客様に寄り添ったオーダーメイドの収納」をご提案しやすくなったと思います。
また、工務店の方々と話す際にも、理論的に収納計画を説明できるようになり、自信を持ってプレゼンできるようになりました。「ここに住む人が快適に暮らすにはどうすればよいか」を以前より深く考え、その人の暮らしや笑顔を思い浮かべながらご提案しています。
また、住設メーカー様やデペロッパ会社様の社内研修の内容もブラッシュアップできました。先日は住友林業様の社内研修を行いましたが、お客様にどう整理収納しやすい住まいを提供するか、より分かりやすくお伝えできていると思います。
今後の展開(夢)

今は子どもの予定を最優先にしているため、仕事量が想定しやすいBtoB中心にしておりますが、子どもの手がかからなくなればBtoCを多くしたいと思っており、その時にこそリフォームや新築時のお手伝いをもっと多く受けていきたいです。今はそのような案件を月1件しか受けられないのですが、月2件受けられるようになれたらと思っております。
プライベートでは、2026年に老後まで住む予定の新築マンション引き渡しがあり、入居前にリフォームをする予定ですので、その内容を住宅収納スペシャリスト講座の内容に沿って行い、SNSでご紹介したいとも考えております!
おわりに
「全国の住宅収納スペシャリスト紹介」シリーズ、第32回をお届けします!
前職で新築マンションの営業・企画に携わる中で、使いにくい収納に疑問を持ち、2009年から【美人収納®】としてSNSや書籍で情報発信されている西口理恵子さん。長年、収納の大切さを広めてこられた西口さんが、今さら住すぺを受講されたと聞いたときは正直驚きました。
しかし、実際に講座を受けたことで、現場でのヒアリングシートの活用や、住関連の方々への研修での実践に役立ったと実感されたとのこと。そして、その内容に感銘を受け、昨年より認定講師として伝える側になってくださったことは、とても心強く感じています!
収納に関する豊富な知識と経験を持ち、影響力のある西口さんだからこそ、住関連の方々にも、お客様に寄り添ったオーダーメイド収納が当たり前になる未来をつくってくださるのではと期待しています。