プロフィール

井上 晃代 岩手県在住
夫、3人の子供の5人家族。

夫の建築デザイン会社『株式会社井上建築デザイン』を手伝いながら、整理収納アドバイザーとして、整理収納教室の開催、カルチャースクールの講師、個人宅の整理収納サービスに従事。
また、住宅収納スペシャリストとしては、仕事を持つ女性の立場から、設計段階から、暮らしやすい間取りや収納などのアドバイスや、暮らしやすい快適な暮らし作りのトータルアドバイザーとして活動中。
2016年に整理収納サービス、講座・講演など企画活動する「住まいるハート」を姉妹で立ち上げる。

住宅収納スペシャリストとの出会い(取得した動機)

家事室兼パントリー。可動式の棚で生活に合わせた収納が可能に。

実家の銘木屋で仕事をしていた事や夫が建築士ということもあり、住宅建築が身近でした。
とりわけ、住宅収納は昔からとても気になっています。
17年前に自宅を建てた時は、設計士の夫に、「とにかく収納をいっぱい作ってね」とお願いし、収納には困らない家を建ててもらったはずが、収納をたくさん作ってもらった割に家は片付きません。
その時に、収納場所だけでは片付かない事を知りました。
又、リフォームや新築を依頼される施主様からも、沢山の収納スペース確保の希望を聞き、住宅収納の重要性を実感。
そんな時に、仙台で「住宅収納スペシャリスト」の講習がある事を知り、飛びつくように申し込みました。
住宅収納スペシャリストの講座は、住宅関連の仕事をしてきた私が最も知り たかった内容で、住宅収納のことはもちろん、施主がどんな家を建て、どのような暮らしがしたいのかが明確になり、住まい手と作り手どちらにも役に立つ講習に、「私がまさに知りたかった講座だ!」と思いました。

住宅収納スペシャリストを受けて変わったこと

自然塗料で仕上げたオークのフローリングと呼吸する塗り壁。

私が住宅収納スペシャリスト講座を受講してから、建築デザイン会社を経営している夫にもこの知識を知って欲しいと受講を薦めました。
現在は、収納提案の必要性を感じた夫から依頼され、住宅収納スペシャリストとして設計段階から参加しています。
以前は夫の家づくりに関わりたいと思いながらも、どうすればいいのか分からなかったため事務仕事だけを手伝っていましたが、今では初回のヒアリングから住宅収納スペシャリストとして主人と一緒にお客様へ関わっております。

夫には、ビジネスパートナーとしてお客様へ紹介してもらえるようになり、女性目線での提案に喜んで頂いております。
また、銘木屋の娘なので、針葉樹と広葉樹のフローリングの違い等の木材の知識はあったのですが、お客様の暮らしに合った木材をお勧めするためのアピール方法がなく、その点でも「住スペ」の資格はありがたかったです。
ライセンスカードや名刺に資格をのせる事で、お客様にそういう話をプロとして提案できるようになりました。

リビングダイニングの壁一面にヒノキで作った造作収納。

住宅の引き渡し前には、お客様に整理収納のセミナーを受けていただき、引っ越し前後の暮らしがスムーズに進むよう整理収納サポートもしています。
整理収納の作業はもともと行っておりましたが、引っ越し前後のサポートに関わる機会が増えてきています。

今後の展開(夢)

玄関ホールに設けたクロークと鍵かけニッチ。コンセント付き

施主様に「この家に暮らせて幸せ!」と思ってもらえるよう、家づくりの提案をセカンドオピニオンのように関わっていきたいと思います。
東北の地で、心地よい快適な暮らしが出来る方が増えるよう、工務店、ハウスメーカー様に住宅収納スペシャリストの輪を広げ、全国に同じ想いを持った仲間を増やしていけたらと考えています。

おわりに

住宅収納スペシャリストとして、建築家のご主人を設計段階からサポートしつつ、公演やセミナーで整理収納の大切さを伝え、実妹さんと「住まいるハート」を立ち上げて整理収納サービス全般で活動する井上さん。
今年5月からは、住宅収納スペシャリストの認定講師として、東北エリアを中心に活躍いただいています。
そんな井上講師の住宅収納スペシャリスト講座のスケジュールは、こちらをご覧ください。