プロフィール

猪爪 夕子 埼玉県さいたま市在住 (クリナップテクノサービス株式会社・リテール推進部勤務)
大学卒業後、キッチンメーカー・クリナップ株式会社入社。
販売管理、商品企画推進の業務を経て、クリナップテクノサービス株式会社・リテール推進部へ異動。現在は、リフォーム営業職として、ショールームに勤務中。
整理収納アドバイザー2級・住宅収納スペシャリストを取得し、キッチンリフォームを検討されているお客様への収納提案を、キッチンメーカーの社員として具体的に行っている。
■クリナップテクノサービス株式会社
https://cleanup-techno.jp/
住宅収納スペシャリストとの出会い(取得した動機)
キッチンメーカーに就職して10年以上過ぎてから、営業職としてショールームにて直接お客様に接客・プランニングをする仕事に就きました。上司からは、自分の商品知識を一方的に話すのではなく、とにかくお客様が何に困っているかを、よく聞くように言われました。
お客様から、いかにたくさんお話して頂くかを考えながら、日々ショールームへ立っています。
キッチンリフォームをご検討されているお客様は、キッチンが古い、掃除がしにくい部分を改善したいという声はもちろん多いのですが、それと同じくらい、収納に問題をかかえ、快適さを求められているお客様が大半を占めていました。それには、商品知識だけではお客様のニーズに答えられず、収納提案も出来なければいけないと考え、整理収納アドバイザーの講習を受講し、資格を取得しました。
弊社ショールームは、お客様が実生活をイメージしやすくするために、整理収納のプロにお願いし、キッチンの引き出し、吊り棚などに実際の家庭にある様なリアルな収納物を、無印良品、イケア、100円ショップ等の身近で誰にでも手に入れやすい収納グッズを使って展示しています。これは、お客様にもイメージしやすく大好評です。
そういった展示方法を参考に、見よう見まねで、私もお客様に整理収納を提案する様になり、ますますキッチンの整理収納の重要さを感じていました。
また、弊社リテール(個人客向けの営業)部門は、商品の提案〜リフォーム工事〜工事後のフォローまで、一括で請け負っており、キッチンだけでなく、LDKや全体の部屋のリフォームを行う機会も多いので、住宅全体の整理収納提案が必須になってくると感じていたところ、住宅収納スペシャリストという資格と出会いました。
住宅収納スペシャリストを受けて変わったこと
住宅収納スペシャリストを取得し、専用のヒアリングシートを使用する事で、お客様それぞれにとってより良い収納が何なのかを、考える様になりました。
取得前は、キッチンは、すっきりした方が良い、ものは少ない方がいい・・・という、私自身の固定観念にとらわれていた気がします。
モノをすっきり仕舞えばよいだけでなく、使い勝手を重視した収納提案をするには、注文者自身へのヒアリングがとても大事だと住宅収納スペシャリストの講習で教えて頂きました。
お客様それぞれがキッチン収納をどうしたいのか、どんな事を求めていて、現在の状態はどうなのかを、細かく理論的に分析できるので、求められている状況が把握しやすくなりました。
水廻り商品は、機能や見た目重視になりがちですが、初期の段階から、収納の重要性を提案する事で、工事後の使い勝手の良さを確認できるのは、強みだと思います。
今後の展開(夢)
まだまだ経験も提案も浅いのですが、よりお客様がしっくりくる提案を提示できる様になりたいと思っています。
お客様は、ベテランの主婦の方が多く、逆に教えて頂くことも多いですが、そういったお客様へも、新しい視点で改善点をお伝えし、お客様とよりよいキッチンを作り上げていくような事ができていけたら・・・と思います。
名刺に、収納という言葉がついた資格が2つもあるので、その名に恥じない様に「スペシャリスト」により近づいていけたらと思います。
個人的に、収納グッズを探すのが好きなので、この時はこれ!といった適材適所のすばやい提案ができる様に、いつでもアンテナを張り続けていたいです。
おわりに
クリナップテクノサービス株式会社では営業担当者全員が住宅収納スペシャリストを取得され、提案力の強化から購入された後も使いやすく使って頂けるようお客様目線を大切にされています。猪爪さんの「お客様とよりよいキッチンを作り上げていくような事ができていけたら」という言葉が心に響きます。一緒に作り上げるという思いはお客様にも伝わるでしょう。
これからクリナップのブランドステートメント通り【キッチンから、笑顔をつくろう】が実現されていくのが楽しみです。