Vol.17 奥山裕生さん

奥山裕生(おくやまひろき)
建築家/一級建築士 建築士事務所アトリエ橙(だいだい)代表
東京都練馬区在住
住宅収納スペシャリスト、一級建築士、照明コンサルタント、一級造園施工管理技士

6歳の頃から建築家に憧れ、小学生の頃は、建売住宅のチラシを勝手に赤入れチェックしつつ、主婦向けのインテリア雑誌「美しい部屋」を愛読する子供でした。建築学科を卒業後、いくつかの設計事務所を経て、一級建築士事務所を開業。以来20年、育児家事と両立しながら、新築戸建て住宅やマンションリノベーションの住宅設計を中心に活動を続けています。好きなことを仕事にできる喜びを日々、感じています。

■一級建築士アトリエ橙(だいだい)のHP https://www.yusei-arch.com/

住宅収納スペシャリストとの出会い(取得した動機)

設計事務所のスタッフ吉田美春(はるのろ主宰)が整理収納アドバイザー1級を取得したことがきっかけで、整理収納の世界を知り、私自身も住宅収納スペシャリストの資格に出会いました。講座の講師は、大熊千賀先生でした。整理収納を学べば学ぶほど、これまで、アトリエ橙(だいだい)が取り組んできた住宅設計の考え方と驚くほど共通点が多いことがわかり、その面白さを引き続き、追求しています。

住宅収納スペシャリストを受けて変わったこと

2020年12月に開催した「住宅見学会+解説セミナー」

建て主さんと収納の打ち合わせを進める中で、今まで感覚的に伝えていたものを住宅収納スペシャリストの理論に基づいて説明することが出来るようになったので、コミュニケーションがよりスムーズになりました。整理収納に対する建て主さんの理解もより深めることが出来るようになったと思います。

また、設計打ち合わせ期間中から、建て主さんのご自宅にて、持っているモノの整理についてもレクチュアさせて頂くようになりました。建て主さんも整理収納に興味を持って頂き、最近は、整理収納アドバイザー2級を自ら受講される建て主さんもいらっしゃいます。

今後の展開(夢)

住宅の設計は、「法規」や「構造」「設備」「材料」「防水」「断熱」「気密」「照明」など、あらゆることを考えて、すべてがバランスよく成り立つように考えていくものですが、世の中の住宅の多くは残念ながら、「収納」という観点が抜け落ちていたり、優先度を低く考えられがちです。しかし、言うまでもなく、「収納」という観点は、住み心地に大きな影響を与える重要な要素です。

一方で、「収納」を多く作れば、片付きやすい家になるかと言えば、そういうわけでもありません。収納の計画にも、建築的な知識や工夫が必要です。

そこで、アトリエ橙(だいだい)では、「建築」と「収納」の隙間を埋めるお手伝いとして、整理収納アドバイザーの方を対象とした、次のようなイベントを開催しております。

「住宅見学会+解説セミナー『整理収納の視点から見る家づくり』」
(実際の住空間を体感しながら、整理収納の視点から見る家づくりについて学べるセミナーです。)

「一級建築士と学ぶ 整理収納アドバイザーのための間取り講座(初級編)」
(間取りを描いてみることでわかる整理収納、気づく整理収納がテーマの講座です。)

これらの見学会や講座は、今後も続けていきたいと考えておりますので、ご興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひ、ご参加くださいませ。詳細はホームページをご覧ください。よろしくお願い致します。

いい家とは、自分らしく暮らせる家。
日常に感じる穏やかな幸せ。
よそ行きでもなく、カッコつけるのでもなく、
無理なく自由に自分らしく暮らせる家。

そういう家を建て主の皆さんと、ゆっくりと対話を重ねながら、創っていきたいと思っています。

おわりに

さて、17回目の「全国の住スペ紹介」、いかがでしたでしょうか。
奥山さんが設計されたご自宅の見学会に参加しました。男性ですが、育児と家事をしながら仕事をした経験を活かし、家事動線のいい収納にこだわった家でした。
住スペ講座が、「これまで取り組んできた住宅設計の考え方と驚くほど共通点が多い」と言われているように、住スペ内容を全て取り入れた家のようでした。
見学会に参加していた全員が「奥山さんに家を建ててもらいたかった!」と言うほど、収納に拘って建てた家は女性の心を掴むことがわかりました。
収納に力を入れることは、営業に繋がると確信しました。今後「建築」と「収納」の隙間を埋めるご活動をされるそうで、期待大です。