「私の働き方インタビュー」Vol.27を更新しました

全国の住スペさんを紹介する「私の働き方インタビュー」のページを更新しました。Vol.27は、結婚後に移り住んだ奈良で主に住宅設計に携わりながら住宅収納スペシャリストとして活動されている吉田章子さんをご紹介いたします。

プロフィール

吉田章子(よしだあやこ) 
愛奈良県宇陀市
1010-L / トトノエル  代表

子どもの頃からのお家好きが高じて二級建築士を取得。

出身地の東京や結婚後に移り住んだ奈良で主に住宅設計に携わるうち、お引き渡し後の暮らしの方が気になることを自覚し2014年に整理収納アドバイザー1級を取得、活動を開始する。設計士としての経験から図面の段階での収納計画の重要性を痛感していたところで住宅収納スペシャリスト認定講座を受講。「これは広く伝えたい内容だ!」と、その時点でいつか講師になることをひそかに決意。1期講師募集に合格し、現在も全国に住スぺさんを増やすべくオンラインと対面の両方で講座を開催している。

インスタグラムのストーリーで日々の古民家暮らしのひとこまを発信中。

■1010-L / トトノエル  ホームページ https://totonoel1010.jp/

《 Instagram 》@totonoel1010

住宅収納スペシャリストとの出会い(取得した動機)

間取りのセカンドオピニオン

もともと住宅設計に携わる中で、ただ収納を作るだけでは快適な暮らしにならないケースを見てきたことが整理収納アドバイザーになるきっかけでした。だからこそ新築やリフォームと同時進行で整理収納を行うこと、そして住む人に合った『片づく仕組み』を取り入れることを作り手、住まい手双方に伝えたいという想いを持っていたのです。

そんな時に『住宅収納スペシャリスト認定講座』が始まり、これだ!と思いました。受講中から、これはこれからの働き方に活かせるという確信を持ったことを思い出します。

住宅収納スペシャリストを受けて変わったこと

築150年の古民家を移築した我が家

自分がやりたいと思っていたことがしっかりした形になった感覚でした。

受講後は肩書の一番目を住宅収納スペシャリストに変え、新築・リフォーム時の間取りのセカンドオピニオンを始めました。整理収納作業も引き続き行っていますが、そこでもヒアリングシートと分類ツリーを大いに活用しています。

一番変わったのはヒアリングの時の心構えです。家族でも片づけ方が違って心地よさの感覚が違う。万人に共通の『普通』ってないんだなとヒアリングのたびに思います。

お客さまの中にある『正解』を導き出すためには私の先入観を取り払って努めてフラットな感覚でお客様に向き合うこと、これを住スぺを受けて身に着けたのがとても役に立っています。

そして、最近ご相談いただくことがある古民家移住のサポートにも住スぺのスキルが役立つと実感しています。実際に私が暮らしている築150年の古民家も『片づく仕組み』を取り入れることで便利に快適に暮らすことが出来ています。

住スぺでお伝えしている内容を使えばどんなお家でもサポートできるという自信にもなりました。

今後の展開(夢)

片づく仕組みを取り入れた古民家の暮らし

これからも住宅収納スペシャリストとしてたくさんのお家作りに関わっていきたいですし、非常にやりがいのある仕事であることを知っていただいて住スぺさんになりたい!と子どもたちが憧れてくれるようになったらなと思っています。誰でもどこでも楽しんでお家作りをしてもらえるように、全国の各市町村に『あなたの街の住スぺさん』がいる状態を目指したいです。

まだまだ住スぺさんが足りない!家作りには住スぺさんが入ることが当たり前になるまで講座開催も頑張りたいと思います。

おわりに

さて、第二十七回目の「全国の住スペ紹介」、いかがでしたでしょうか。

眉上前髪が印象的な吉田章子さんは、奈良の古民家でお洒落に暮らしている素敵な女性です。

彼女の働き方は、自分の感性で必要と思うことをちゃんと選択し、丁寧にキャリアを積まれていると感心しました。
設計の仕事から整理収納の世界へ入られたのも、間取りのセカンドオピニオンという夢を形にできたのも、好きに気付けてチャンスを逃さないからでしょう。
軸を持ってすぐに動いてきた結果が、いまのお仕事につながっていますね。

興味を持ったことへの情熱と探究心でいつもワクワクしている吉田さんが、この先どう進展していくのかとても楽しみです。