「私の働き方インタビュー」Vol.31を更新しました
全国の住スペさんを紹介する「私の働き方インタビュー」のページを更新しました。Vol.31は、収納のプロとして培った経験を活かし、家づくりに対して具体的で実践的なアドバイスを届けている大木聖美さんをご紹介いたします。
プロフィール
大木聖美(おおき さとみ)
神奈川県横浜市 在住
我が道ライフ 代表
整理収納アドバイザー2級認定講師/住宅収納スペシャリスト/住まい方アドバイザー/防災士
「暮らしをラクに楽しくサステナブルに」をモットーに片付けのプロとしてモデルハウスや個人宅の収納コンサルティング・間取り提案・セミナー講師・コラム執筆・企業SNSコンサルなど幅広く活動。全国の工務店とともに片付けやすく暮らしやすい家づくりも手掛けている。片付け・掃除・防災・生前整理・子育てなど「これからの暮らし」を豊かに整えるコツやアイデアをインスタグラムなど各種SNSで発信中。雑誌・新聞などメディア掲載多数。
■ 我が道ライフ ホームページ http://wagamichilife.jp
■ Instagram:https://www.instagram.com/wagamichilife
住宅収納スペシャリストとの出会い(取得した動機)
整理収納アドバイザーとしてさまざまな住まいで片付けのお手伝いをしてきた中で、「ここにもっと使いやすい収納があればこの方はこんなに悩んでいないだろうに」と思う場面がいくつもありました。「片付けにくさ」の原因が収納スペースそのものや家の間取りにあるのに、そこをよりよく使おうと皆さますごい努力しているんですよね。
そこで、お客様の持ち物や暮らし方に合った収納が住まいの計画段階からあれば、片付けに悩むことが減り、もっとラクに暮らせるのではないかと思うようになりました。そしてそのためには整理収納の知識と家づくりをつなぐ役割が必要だと考えるようになりました。 そんな中、住宅収納スペシャリストという資格を知り、整理収納の理論を活かしつつ家づくりに携わる方々と連携するための学びが詰まっていると感じたことが、受講のきっかけです。この資格を通して、自分の知識をもっと深めて活かせるようになりたいと感じたことを覚えています。
住宅収納スペシャリストを受けて変わったこと
住宅収納スペシャリストを受講したことで、住まいづくりの視点が大きく広がりました。
私はモデルハウスや分譲住宅の収納計画を行うことが多く、実際に住む方を想像しながらの家づくりがほとんどです。そのため、収納計画では「何をどのくらい持っているか」を想像しながら詳細に書き出す必要があり、多大な時間を要していました。ですが受講後はヒアリングシートや分類ツリーを活用しながら、効率的に、かつ漏れなく物の収納場所を決められるようになりました。必要な物が足りているかどうかの確認もスムーズに行えるようになり、大幅な時間短縮につながっています。
また、工務店の方々と話す際にも、理論的に収納計画を説明できるようになり、自信を持ってプレゼンできるようになりました。「ここに住む人が快適に暮らすにはどうすればよいか」を以前より深く考え、その人の暮らしや笑顔を思い浮かべながらご提案しています。
ヒアリングシートは片付けの現場でも利用できるので活用の幅はかなり広いなと感じています!
今後の展開(夢)
暮らし方も家づくりも時代とともに変わっていますが、高齢化社会を迎えより一層リフォームの需要が増えると思うので、これからはリフォームにも力を入れていきたいと考えています。残すところと新しく変えるところ、きっと色々な取捨選択があると思いますし、家族の暮らしが出来上がっているその先を見据えて家を変えていくのでリフォームってきっと奥が深いですよね。新築だけでなく、今住んでいる家をより快適に整えたいと考える方に向けて何かお役に立てたら嬉しいです。我が家もそろそろ築20年なので住スペの知識を活かしてアップデートしたいなと妄想しています!
また、日本は災害が多い国です。防災用品を備えるための収納が不足していると感じている方も多いので、もしもの備えを無理なく収納できる設計や、在宅避難を見据えた住まいの提案などにも挑戦したいです。 全国の工務店の皆さまと「暮らしやすい家づくり」をさらに広めていきたいと思っています。その先にある暮らしやすさと笑顔のために、活動を続けていきます!
おわりに
「全国の住宅収納スペシャリスト紹介」シリーズ、第31回をお届けします!
大木さんの取り組みからは、「片付けやすさ」と「暮らしやすさ」を住まいの計画段階から考えることの重要性が伝わってきました。
収納のプロとして培った経験を活かし、家づくりに対して具体的で実践的なアドバイスを届けている姿がとても印象的です。
また、防災や高齢化社会といったこれからの暮らしの課題にも積極的に取り組まれているほか、SNSやメディアを通じて豊かで実践的な暮らしのアイデアを発信しておられる点も、多くの方々に勇気とヒントを届けているのではないでしょうか。
これからも、大木さんならではの視点と行動力で、「暮らしやすさ」と笑顔があふれる住まいづくりを広げていかれることを楽しみにしております。